気になるしみ・しわ・にきびの治療法等、様々な肌トラブルに対する症状別の対処法をご紹介します。

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しみ


しみがゼロの美肌

肌の老化とともに増えてくるシミ。一度できるとなかなか消えないし、できたシミが濃くなっていくのも悩みのタネです。ひとくちにシミといっても、いろいろな種類があり、治療法も異なるのです。

一般にしみ・くすみには、ケミカルピーリング、トレチノイン治療、美白剤、活性化ビタミンC(アスコルビン リン酸エステル)のイオントフォレーシスが有効と言われています。

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美白剤(bleacher, 漂白剤)は、チロシナーゼ活性阻害効果により、結果として皮膚のメラニン量を減少させるもので、「ハイドロキノン、アルブチン、アゼライン酸、ビタミンC、エラグ酸、ルシノール」などがあります。

しかし、これらを用いるだけでは、なかなかしみは目に見えるほどの速さでは取れていきません。あくまで、新たなしみの発生を予防するものと考えるべきででしょう。

紫外線はさまざまなしみの原因、悪化因子になります。
先ずは、根本からの改善。日常の正確な紫外線対策により、しみになる原因を防ぐ事が重要です。

以下では、しみの治療について、Q&A形式で詳しくご説明致します。



しみの種類により、レーザー治療の向き不向きがあると聞いたのですが?


はい、確かに全てのしみに対して、レーザー治療が有効というわけではありません。

レーザーが効くしみの種類(病名)は、美容上、代表的ものとして
(1)老人性色素斑
(2)ソバカス(雀卵斑)
(3)日光性花弁状色素斑(主に肩にできる日光によるシミ)
(4)脂漏性角化症(老人性のいぼ)
があります。
これ以外にも、生まれつきの黒あざ、茶アザ等が有りますが省略します。

これら、レーザー治療が効くしみと違い、肝斑といわれているシミはレーザー治療で悪化します。肝斑と知らずにレーザー治療を受けると大変です。肝斑にはトレチノイン治療が効果的です。


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シミのレーザー治療、特に傷の処置について教えてください。


レーザー治療した部分は、約1週間〜10日でかさぶたがとれると同時にシミが薄くなります。特別な場合を除き2〜3日の抗生剤軟膏の外用のみで充分です。ガーゼ保護の必要は有りませんし、毎日の通院の必要もありません。

レーザー治療時、軽い痛みが有りますが、ほとんどの場合麻酔をしません。もし我慢できない場合には、麻酔のテープで痛みを取ります。注射の麻酔は使用しませんので、心配いりません。

しかし、レーザー治療にも欠点があります。それは、炎症後色素沈着といわれる現象です。レーザー照射によって多少なりとも皮膚はやけどをします。白人ではない有色人種であるわれわれ日本人は、炎症のために生ずる色素沈着がやや目立つことがあります。これは、半年から1年で自然に改善します。トレチノイン治療を併用する事で、もっと速やかに取り去る事もできます。ただし、別途費用がかかります


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しみ、しわに化粧品のレチノールが効くってほんと?


しみ、しわ、肌の老化の予防に効果があるのは、レチノイン酸です。レチノールというのは、ビタミンAのことです。ビタミンAが皮膚に吸収されるとごく一部がレチノイン酸という物質に変換されます。ですから、レチノールを使用すると少しは若返り効果が期待できると言えます。しかし、レチノイン酸に比べると非常に弱いため、大きな効果は期待できませんが、レチノールでも多少の保水効果があります。

アメリカではレチノイン酸外用剤はレチンA、レノヴァなどという名前で、すでに商品化され発売されています。残念ながら、日本ではまだレチノイン酸が薬品として厚生省から認可されていませんが、美容皮膚科で多くの実績があります。


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トレチノインとは?


トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのものです。
トレチノインは日本ではいまだ未認可ですが、米国ではシワ、ニキビの治療医薬品として、FDAに認可されており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。

トレチノインの皮膚に対する作用には以下のようなものがあります。
(1)角質をはがします。
(2)表皮の細胞をどんどん分裂させ、皮膚の再生を促します。
(3)皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます。
(4)真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的には皮膚の張り、小じわの改善をもたらします。
(5)表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします。

表皮の細胞は表皮の一番深い層(基底層といいます)で生まれてから、徐々に表面に押し上げられてきて、やがて角質となり、最後は垢となって皮膚から剥がれていきます。この表皮の細胞の一生のサイクルを皮膚のターンオーバーと呼び、約4週間かかることが知られています。
そして、大多数のしみは、表皮の一番深い層(基底層)周辺にメラニン色素が沈着してできています。この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があります。
通常市販されている美白剤(医薬部外品)は、メラノサイトがメラニン色素を新しく作る量を減らすような働きをする有効成分が微量含まれてはいますが、非常にその作用が弱いうえに、現在沈着しているメラニン色素を外に出してしまうような作用は全くないため、すでに存在しているしみはなかなか良くなりません。

それに対し、トレチノインは、ターンオーバーを促進させ表皮にあるメラニン色素を外に出す働きをしますので、しみ治療に有効なのです。

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しみ治療には、トレチノイン治療とレーザー治療どちらが有効?


まず、肝斑やADM(後天性真皮メラノサイト−シス)などは、レーザー単独の治療では治療成績が良くないため、トレチノイン治療が必要です。特に肝斑の場合にはトレチノインは非常に効果的です。
次に、トレチノイン治療では取れないものに対しては、レーザーが必要ですので、よく見極めます。
ホクロや盛り上がった脂漏性角化症、また角化の強い日光性色素斑などに対しては、レーザーでの治療が必要です。
淡いシミや、盛り上がりのないシミにはトレチノイン治療、ハイドロキノン等の美白剤とレーザー治療の長所と短所をよく理解して治療方法を選択していきます。

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